次に、僕が現地でしたアルバイトについて書いていきます。
モントリオールでは通常給料が2週間に一度支払われ、最低賃金は$11くらいだったと記憶しています。
1年8ヶ月の滞在期間中、僕は3箇所でアルバイトをしました。
内容は以下の通りです。
1.フレンチレストランでのディッシュウォッシャー
2.ゲームのテスティング会社での言語テスター
3.非営利団体での日本語教師
一つ一つ振り返っていきます。
1.フレンチレストランでのディッシュウォッシャー(6ヶ月)
語学学校が終わった後、ワーキングホリデービザに切り替えてまず最初にしたアルバイトです。
ビザを切り替える直前までの1ヶ月間、僕は「駅で毎日1時間日本の曲を流す」という活動をしていました。
そこで興味を持ってくれたドイツ人が僕に話しかけてくれ、彼の働いているレストランでのアルバイトが決まりました。
そのレストランはスタッフがとても国際色豊かで、ドイツ人の彼を始め、カナダ人、フランス人やオーストラリア人、ベネズエラ人という様々な国の人たちと一緒に働くことができました。
ここでは半年間、月曜日から金曜日までの週5日、朝9時から15時くらいまで働いていました。
時給は最低賃金の$11CAD位だったと記憶しています。
僕が働いていた時期にクリスマスや年末年始を挟んでいたので、特別な時期特有の緊張感と高揚感のある職場の空気の中で働くことができました。
2.ゲームのテスティング会社の言語テスター(4ヶ月)
(あまりにも関連した写真がなかったので会社から出る時に撮影していたビデオから画像を切り抜きました。)
2件目は少し特殊な仕事です。
これは翻訳されたゲームがそれぞれの言語でおかしな点がないか確認をするという仕事でした。
様々な国の人達がいる上、エンターテイメントが盛んなモントリオールだからこそ成り立つ仕事だと感じました。
ここでも仕事柄いろんな国籍の人達が働いていました。
英語をテストするカナダ人、フレンチをチェックするフランス人を始め、ブラジル人、ドイツ人、イタリア人、中国人、韓国人、オランダ人など。
僕はこの仕事に以前から応募していて、レストランの仕事を辞めた時にタイミング良く誘いの電話をもらったのでふたつ返事で引き受けしました。
時給は$13CAD、仕事がある時だけ働けるプロジェクト基準の仕事でした。
前日まで仕事の有無が分からないというシステムは忙しい人にとってはスケジュールが立てづらかったと思いますが、すでにIELTSを申し込んでいた僕にとっては勉強の時間が作りやすくとても都合が良かったです。
3.非営利団体でのボランティア、日本語教師(一年半)
最後、日本語センターという現地の非営利団体に1年半ほど参加していました。
日本語センターは現地の日本人の子供たちへ日本語や日本文化に触れさせることを主な目的としている団体です。
センターは毎週土曜日に2時間のみ開かれていて、200人ほどの生徒がいました。
僕はここでボランティアとして参加し始め、途中からは先生のアシスタント、最後は自分が先生としていくつかの授業を持ちました。
センターでは教室で日本語を教えるだけでなく、運動会や書き初め、節分など季節に合わせた行事を行っていました。
非営利団体といってもその規模は侮れず、始めは「モントリオールにこんなに日本人がいるのか!」と驚き、後半は集団の力に圧倒されていました。
また、生徒や保護者、他の先生たちなど、歳の離れた友達がたくさんできました。
歳上の方達の話はとても刺激的でしたし、生徒たちの言葉や関心は、僕に子供の感覚を甦らせてくれたり、新たな好奇心を掻き立ててくれました。
思えば、それまでの僕の人生の中でこれだけ子供たちと向き合った経験はなかったように思います。
最終日、僕が辞めることを知った生徒の一人の女の子は泣いてしまい、僕も僕でとてもemotionalになりました。
下のトラックは、そこでの子供たちの声をつなげてギターを載せたものです。
以上3件が僕がモントリオールでしたアルバイトです。
渡航する前に「アルバイトを見つけることができるか」ということは不安要素の一つでした。
上の3つのアルバイトの背景には10軒ほどのカフェに履歴書を配って一件も連絡をもらえなかったことや、2番目の会社に応募した後数ヶ月間連絡がもらえなかったようなこともありましたが、振り返ってみればなんだかんだ仕事にはありつけていました。
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